何かにつまずいたら「仮説」を立てよう!いまさら聞けない「仮説構築」の基本

こんにちは。Watanabeです。

仕事を進めていく中で情報も限られてきますが、みなさんはその限られた情報を駆使して課題等を解決できていますか?「こんな少ない情報で、何を解決すればいいんだ」と頭を抱えてしまうこともあるかもしれません。

そのような場面では、限られた情報の中で自分で考え補填していく必要があります。今回は、課題に直面したときに使える「仮説構築力」についてお伝えしていきます。



そもそも仮説とは?

みなさんは「仮説」という言葉を知っていますか?普段からよく耳にしているかと思いますが「仮説」を説明してと言われて説明できますか?仮説とはをお伝えします。

著名な方によれば、仮説とは「限られた情報のなかから今まで経験してきた自分の経験を基に立てた答えるべきに問いに対する仮の答え」だそうです。たとえば「新しい商品をラインナップしたいと考えその分野に他社の商品がいるので差別化した商品を作るにはどうすればいいか?」という問いに対して、あなたが過去に経験したことから「過去の成功事例から、ニッチなジャンルを攻めてみる。」という仮の答えをだしたとしましょう。これは立派なひとつの仮説になります。

この問いに対して、ニッチなジャンルを攻めることで他社製品と差別化できるかは実際に行動しないと結果はわかりません。しかし、アイデアをたくさん出してそのアイデアを全部試していては時間だけが過ぎてしまいます。なので仮説を立ててから行動するほうが最適な答えに素早くたどり着ける確率はグーンと上がります。



「仮説」を立てて行動するメリットとは?

仮説を立てて行動することと、仮説を立てていないで行動するときを比べてみてどのような利点があると思いますか?2点ほどメリットを挙げてみました。


【メリット1】行動の精度が高まる

行動する前に仮説を立てることで、限られた時間を有効に活用できます。時間内に何をすべきか?について作業する項目について優先順位を付けられます。その結果、作業のクオリティーとスピードが上がり結果が出るまでの時間が早いです。

たとえば、自社で次の事業を始めようとしたとき、どんな事業を始めるか社員全員にアンケートやヒアリングを行ってから決めようとするのはナンセンスです。効率が良いとは言えません。しかし、今まで行ってきた事業などの経験から仮説を立てて、その仮説をみんなで検証すれば集める情報が絞られ次の進出すべき事業の決定は容易に行えるでしょう。仮説を立てることによって情報収集するための無駄な時間が省かれ意思決定のスピードが速まります。


【メリット2】視野が広がる

「せっかく仮説を立てたのにあまりにも的外れすぎたら意味がないよな」などと考えていませんか?しかし、仮説が「外れた」ときにも大きな効果が期待できます。

前提としてあなたが欲しい結果に辿り着くような仮説を立てなければいけませんが、立てた仮説が外れたとしても問題ありません。むしろ、立てた仮説に基づいて得られた結果なのでそこから上手く行かなかった原因を分析すれば違った結果が得られます。その結果から他の可能性にも目が向けられ、さらに良い結果が導かれるようになります。



「仮説構築力」を高める方法とは

私たちはどのように考えればうまく仮説が立てられるようになるのでしょうか?ここでは上手く仮説を立てれるよう具体的なステップをご紹介いたします。


【ステップ1】幅広い情報をインプットする

仮説を立てる際に情報は必要不可欠です。情報をインプットしなければ仮説を立てるアウトプットをすることは非常に難しいです。常日頃から様々な物事に対してアンテナを張り、情報を幅広く収集することが必要になってきます。

しかし、ただ闇雲に何でもかんでも情報を収集したところで、仮説の構築にその情報を活かせるかは謎です。今後のビジネスで使える情報をストックするのであれば、自分のあたまの中で情報を整理する作業も必要になってきます。

例えば、あなたがアパレル関係の職業についているとしましょう。最近、巷ではあるタイプのジーンズが流行っているとします。そんな時に、「おお流行っているな~」とその情報を表面的に捉えるだけではなく、「なぜその形のジーンズが流行っているんだろう」「いつ頃から流行っているんだろう」「今までの流行り具合では今後こんな展開かな~」などなど、現在起こっている流行に対しての理由を探ったり将来の予測をしてみたりしてください。深堀するイメージですね。

過去に体験した経験からパターンを見つけて、そのパターンを基に未来を考えていくことで、仮説を作り出す力が磨かれるようです。自分なりに考え問題意識を持って情報を収集すればその情報を基に仮説を立てれるようになります。


【ステップ2】収集した情報を組み合わせ、初期仮説を立てる

仮説を立てる時には、インプットした情報を幾重にも組み合わせることにより比較的簡単に仮説が立てやすくなります。「情報収集しなくても、素晴らしい仮説が急に降りてくることもあるだろう」安易に考える方もいるかもしれませんが、そのひらめきも実は情報を無意識に組み合わせた結果でしかないのです。

最初の頃は、あなたが欲しい結果に対して必ずしも直線的に導ける仮説でなくても構いません。今後の行動の指針になるような仮説を一度立ててみましょう。何にせよ1度でもいいから仮説を立てて行動してみましょう。


【ステップ3】初期仮説を検証し、必要に応じて修正していく

ステップ3が最も大事なステップです。あなたが立てた仮説の精度を高めていくためにも1度立てた仮説を何度も検証し、そこから出た結果を基にブラッシュアップしていきましょう。

例えば、フードロスの問題で「食べ物の廃棄量を減らすためにはどうする?」という疑問に対して「廃棄される部分も含めてその食材を丸ごと使った料理を発案し販売すればどうだろう」という仮説を立てたとします。この仮説を検証するには「廃棄される部分の食材はどんな食材なのかを調査し、その食材を全部使った料理を考案し試食する」このような方法が考えられます。

そこで、実際に検証した結果、「料理の評判がイマイチだった」という結果が得られました。この場合は、最初の仮説まで戻って考えることにより「他の食材での評判はどうか」「有名レストランのシェフに監修してもらおう」等、行動がより具体的なります。

最初に立てた仮説に色々な味付けをしてさらに発展させることができます。

このように、1度立てた仮説をもとに仮説の修正を繰り返し行っていくことで望んだ結果になる確率が上がっていきます。



まとめ

いかがでしたか

今回は何かにつまずいたら「仮説」を立てよう!いまさら聞けない「仮説構築」の基本について解説いたしました。

何か問題が起きた際に有効である仮説、仮説を立てて行動することにより結果が早く現れます。

皆さんも仕事の場面で「仮説を」を有効活用してください。今までよりも仕事が捗ること間違いないです。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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