こんにちは。Watanabeです。
皆さんの周りにもこのような人は居ませんか?学生時代には常に学年で上位5位以内にその地域では有名な進学校に行って大学も良い大学に行っているのに全然成長できていない人がいる一方で、学生時代大した成績も残せていないにも関わらず、今でも成長している人がいます。
この違いと特徴とは?
皆さんも気になっていると思いますので解説したいと思います。
「頭がいいのに成長できない人」 の特徴とは
1.「高学歴だから出世できる」と思いっきり勘違いしている
学生時代に周囲の仲間に負けたくない一心で遊ぶ時間も惜しんで勉強に励んだ経験は、これからの人生にすばらしい影響を与えています。ただし、その経験が財産であり決して好成績や高学歴の事実は、あなたの輝かしい未来を何ら保証するものではありません。
「高学歴だから将来ラクに出世できる」という構図は幻想でしかありません。就職活動で書類選考に通りやすい等のメリットはありますが、会社に入ってからは人間力・探求心・行動力・コミュニケーションといったこれらの非認知能力がこれからは重要視されます。
学生時代に勉強を頑張ったからこそあなたが目指す目的のスタートラインに立てているのであって高学歴という肩書に安心して過ごしていたら成長することが難しくなってきます。社会に出て初対面の人に向かってワザワザ私は○○大学出身の○○です。と言って自己紹介しませんよね。誰もあなたの学歴には興味が無いのです。
だからこそ、これからは新たな学びを初めて自分を磨こうと決意すれば自ずと成長していきます。
2.「知性の罠」に陥りやすい
私は頭が良いから絶対に間違いない!と自分の考えだけを正とし周りの意見を聞かずに自分の意見だけを押し切るようになってしまうと成長がパタリと止まります。そうこれが知性の罠に陥ってしまったということです。
かの有名な作家であるアーサー・コナン・ドイル氏も、その罠には陥った人です。
ドイル氏と言えば医師経験を持つイギリスの作家で代表作は名探偵シャーロック・ホームズです。医師であり作家でもあるということでかなり高い知性を備えていたことでしょう。しかし、子供たちによる「うその妖精の写真」を本物だと思い込み騙されてしまうような一面も持っているのです。心霊主義にドップリはまっていたドイル氏は、周囲の人に指摘されても自分は間違っていないと主張し続けたようです。
ドイル氏は、偏ってしまった信念を自分の頭の良さでさらに強化してしまったわけです。
こんな勿体ない知性の使い方はせずに自分を含む世界全体を俯瞰し物事を大きくとらえるようにしないと偏った自分だけの主張を押し通すことになってしまはないよう注意しましょう。
3. 高IQなのに「時代の変化」に気づいていない
これからは総合的な力が求められています。知能が高いだけでは生きていけません。知能指数や学歴は総合的な能力を見るものではありません。知能が高いのはあくまでも学校の成績が良いだけです。
高学歴なのに仕事ができない人が増えているのは、上司からの指示を早く正確に処理するだけの時代に終わりが見えているのではないでしょうか?これからの時代は現状を把握し、課題を見つけその課題に対して解決策を見つけ解決することが求められています。そのために必要な能力は現在の知能検査に反映されていないと思いませんか?学生時代に勉強したことがあまり役立っていないと感じているのは私だけでしょうか?
変化の激しいこの時代を生きていくには、目の前にある課題に対して大局を見極めていきましょう。知性は要所で要所でいくらでも発揮できるのでまずは大きく大きく物事を見るクセをつけていきましょう。周囲の意見を聞き視野を広げれば見える景色も変わってくるので色々なアイデアも生まれてくるのではないでしょうか。
次に勉強が苦手でも成長できる人を見ていきましょう。
「勉強が苦手でも成長できる人」の特徴とは
1.物事を「知らないこと」を自覚している
勉強が苦手であるがゆえに知能もあまり高くありません。なので、「知っている」ことが少ないことを自覚しています。
知らなければ頭を下げて教えてもらう。これをすることにより知識が増えます。つまり自分にはもう知恵が十分にありもう完成形だという考えを持ってしまうと、自ら成長をストップさせてしまいます。逆に勉強が苦手でもスポンジのようにまだまだ知識を吸収したいと自覚すれば成長し続けられるのです。
自分にはほとんど知識がないと自覚してしまえば知識を吸収するだけなので、逆に言えば一番知恵を持っている人だと言えるかもしれません。
2.自分の「弱点」を把握し、自分で補おうとする
自分の弱点は勉強ができないことと自認し、勉強が苦手なことが弱点だと自分で把握している人が真摯に勉強に向き合い取り組めば効果は絶大です。
ある研究者が会社員155人にこのような質問をしました。自分の能力をどのように評価しているのか?質問しさらに彼らの上司に質問したところ、自分の能力に自信が無ければ無いほど上司からの評価は非常に高かったようです。
能力に自信が無い人々は、自分の欠点を補おうと一生懸命相手の話を聞き知識を吸収し努力します。医療実習生にも同様の実験を行ったところ、やはり自信が無ければ無い人ほど穏やかで患者さんの痛みを認識したそうです。
自信のない人ほど現状を正しく把握し、弱点を克服しようと努力を重ねて、結果を出し実力をつけています。
3.「粘り強さ」がある
優秀な人は多いですが成功する・しないの差は一体何のでしょうか?それは粘り強さではないでしょうか。能力が高くアイデアも秀逸でもすぐ諦めてしまっては意味がありません。ある程度結果が出るまでは粘り強く改善していかないとダメです。
物事を達成するために必要な3条件とは
- 前向きさ
- 素直さ
- 粘り強さ
です。
勉強が苦手でも成長できる人は粘り強いです。成功するまでコツコツと日々改善を加えながら行動出来るのは強みです。
希望を胸にゴールまで進むために粘って粘り抜く強さ。諦めればそこで試合終了です。粘っこく頑張りましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は「頭がいいのに成長できない人」と「勉強が苦手でも成長できる人」の違いとはについて解説しました。
ソクラテスの言葉にこのような言葉があります。
自分にはほとんど知恵がないと自覚した者が、最も知恵ある者。
この一言に尽きますね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。